2009年8月 7日
死後硬直の進展
環境温度等の影響を受けるが、通常死後2時間程度経過してから徐々に脳から内臓、顎や首から始まり、半日程度で全身に及ぶ。30時間から40時間程度で徐々に硬直は解け始め、90時間後には完全に解ける。犯罪捜査上、死後硬直の進展状況から死亡推定時刻を割り出す場合があり、法医学的に重要である。
筋肉への酸素の供給が絶たれると好気的な代謝は停止するが、嫌気的な代謝は継続して行われる。つまり筋肉中のATPが消費され、グリコーゲンが嫌気的に分解されて乳酸を生成する。これによって徐々に筋肉のpHが低下する。最低到達pHになると嫌気的な代謝も阻害されるため、それ以下にpHが下がることはない。pHの低下に伴い、筋源繊維タンパク質であるミオシンとアクチンが強く結合してアクトミオシンを生成し、筋肉は硬い状態になる。 また死後硬直はATPの枯渇により進行するので、体内のATPが通常よりもともと少ない場合、例えば激しい運動で肉体が疲弊している状態のまま死亡した場合などには、硬直は通常より早く始まる。
死後硬直が解ける事を解硬というが、これは筋肉細胞に残存するタンパク質分解酵素プロテアーゼにより筋源繊維が小片化するためであると考えられている(その他にも筋肉中のCa2+イオンが関与しているとする説もある)。 つまり死後の筋肉の硬直と解硬は単に硬くなったものが元に戻るわけではなく、それぞれ別の原理によって行われている。 解硬は、言うなれば筋肉組織が崩壊していく事により起こる現象(食肉ではこれを"熟成"と呼ぶ)なので、一度解硬した筋肉が再び「死後硬直で」硬くなる事はない。
ごく稀に、不均一な硬直による筋肉の収縮などで遺体が動き、生き返ったと見なされ周囲の人を驚かすこともある。
死に伴い筋肉のATPが枯渇すると、筋原線維の収縮タンパクであるアクチン、ミオシンからアクトミオシンを生じて硬化する。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
このように人間は死後硬直していくのですね。
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